ストーマと共に歩む日々

大腸癌でストーマ所有者となったビジネスマンの日記

愛犬「レモン」との日々

 雲り空の日曜日。雨は落ちていないものの走り梅雨らしい空模様になっています。日曜日の朝はストーマのパウチ交換からのスタート。自宅リビングで粛々とパウチを交換する私の姿を見守る我が家の愛犬・・・ホワイトレモンのビーグル犬の「レモン」12歳ののメス。流石にパウチの交換の時だけは悪戯はしないでくれています。今日はそんな「彼女」について書いてみようかと。

 

 「彼女」が我が家にやってきたのは2010年の秋。同居していた母が亡くなり、火の消えた様な我が家に生まれて3ヶ月で来てくれたワンコ。私が子供の頃に柴犬の雑種を飼って以来のワンコで直ぐに我が家のアイドルに。リビングにある小さなソファが「彼女」のお気に入り、自家用車の助手席も「彼女」の定位置。買い物や旅行に行く時も何処に行くのも常に一緒に生活をしてきました。

 何せ食いしん坊でお散歩に行っては道に落ちている割り箸や小石まで食べるのでかかりつけの動物病院の先生から「お散歩の時は口輪を」と言われる始末。そんな「彼女」も人間に例える約70歳のお婆ちゃん。歳を重ねて「彼女」の身体も満身創痍になってきました。関節炎に加えて昨年の春には胸に出来た悪性腫瘍の切除手術を受け再発や転移も無く無事に元気になったら今度は何と慢性腎臓病に。昨日、先月末に採血した血液検査の結果が出て「ステージⅡ」の状態との事。腎臓の正常機能の25%しか働いていない状態で、食餌療法と薬の投与がはじまりました。

 

 人間であれば人工透析や腎移植を考えるのでしょうが、もちろんワンコにはそんな治療はありません。現状を維持して悪化させない事を前提に何とか寿命を伸ばす事ができればと。毎年の夏、「彼女」を連れて新潟県の柏崎近辺に小旅行に行っています。今年の夏も既に宿は予約済。最後の旅行にならない様にしなければ。今もソファでスヤスヤと眠っている「彼女」。何とか二人六脚で頑張っていくしかないなと思う日曜日の午後。