ストーマと共に歩む日々

大腸癌でストーマ所有者となったビジネスマンの日記

闘いは続く

 2019年5月31日に退院をしてからも癌の治療は続きました。もう暫く時系列でその後の治療の流れです。

 

2019/06/02 退院して翌日は休みを貰ったが、翌々日から仕事復帰。顧客のプロ

      ジェクトルームへと出勤。勤務先と顧客から配慮をして貰い、10時

      ~15時の短縮勤務で復帰。

      → 新型コロナの感染が広がった今では週のうち半分は在宅でのテ

        レワークになっているが。

      → 痛み等の自覚症状は無しなので大丈夫かなと思いつつお腹のパ

        ウチが気になるなぁ。パウチを「アルケア・TDフラットイレ

        ファイン」から「コロプラスト・センシュラミオ1」に変更。

2019/06/10 15時に仕事を上がって自宅へ向かう途中の電車の中で初めての漏れ

      が発生。

      → やってしまった。交換用のパウチ等を持っていなかったので、

        スーツの上からパウチを押さえつつ電車の中で地元駅に着くの

        を必死で待つ。やはり交換用のパウチ一式は必要だなと認識。

      → 嫁さんが地元駅まで車で迎えに来てくれて何とか事なきを得る

        もスーツは台無しに。即刻クリーニング屋へ。        

2019/06/12 退院後初めての通院。主治医から病理検査の結果が。リンパへの転

      移が見つかりステージⅢaに。来月から補助化学療法(抗がん剤

      療)を始めると。

      → まさかの結果に落胆。自宅に戻ってからネットで様々な情報を

        調べまくりました。きっと3年は生きられないだろうなと覚悟を

        決めて、遺言書を書きました。

2019/06/15 夜間の就寝中に漏れが発生。

      → 違和感を感じてふと目を覚ますと漏れが。ベッドのシーツや毛

        布は茶色く染まってました。この後も夜間の漏れは度々発生。

      → 介護用の防水シートを購入したりと後処理と対策に追われる日

        々。どうやらパウチが合わないのかなと思い始めた頃。

2019/06/26 主治医から勧められた院内の「ストーマ外来」を受診。

      →  ストーマの大きさとパウチの孔が合っていないとの事。「コロ

        プラスト・センシュラミオ1」から「コロプラスト・センシュ

        ラミオ1ソフト」に変更。

2019/07/17 補助化学療法(オキサリプラチン+カペシタビン(ゼローダ)の開

      始。初回は1泊2日の入院での実施。次回からは通院治療室で実施と

      の事。

      → 長時間の点滴は久し振り。点滴中に早くも服作用の発熱と血管

        痛。腕を温湿布で温めて貰うも痛みは治まらず。

      → 子供の頃に叔父が膵臓癌で亡くなった時は、長期入院での抗が

        ん剤治療だったので時代は変わったなぁ。

      →  帰宅後に手足の痺れと冷感に併せて脹脛の筋肉痛。血管痛は市

        販の温湿布薬を貼って凌ぐも、抗がん剤の強さを自覚しまし

        た。

2019/07/25 夜間のパウチからの漏れが継続。

      → 再度、パウチを「コロプラスト・センシュラミオ1ソフト」か

        ら「ホリスター・やわぴた ウルトラクリア」に変更。これで4

        種類目のパウチ。

2019/08/24 主治医の承認を貰い、嫁さん孝行で新潟へ1泊2日の小旅行。

      →  愛犬との旅行もこれで最後かなと。食事も美味しくて大満足の

        旅でした。ただ、宿泊先で深夜に漏れが発生。防水シーツを持

        参していたので寝具を汚す事が無かったのは幸いでした。

2019/09/18 その後も夜間にパウチからの漏れが続発。

      →  「ホリスター・やわぴた ウルトラクリア」から「ホリスター・

        モデルマフレックスFW凸面ロックンロール 」に変更。

2019/10/23 パウチからの漏れの回数は減ったものの相変わらずの漏れ。

      → 何で漏れてしまうのか。ネットでストーマの方のブログで情報

        収集をするが決め手が見つからず。とうとう6種類目のパウチ

        「イーキンドット・イレオコンベックス」を購入して装着。

      → 自分自身の皮膚に合うのか「イーキンドット イレオコンベック

        ス」が定番のパウチになった。漏れの回数は激減し、月に一度

        漏れる程度に。これでようやく安定出来る状態に。以降、今で

        も「イーキンドット・イレオコンベックス」を重宝していま

        す。

2019/12/31 大晦日。激動の一年間が終了。

      → 取り敢えず1年を生きて締め括る事ができてた。手術での入院前

        日以来、ゆっくりバスタブに浸かる事ができました。

2020/01/22 8クール目の補助化学療法が終了。

      →  副作用の手足症候群による手足の痺れと足爪の剥落。主治医か

        ら「リリカ」や「牛車腎気丸」を処方されるが、全く効果な

        し。

2020/03/18  今月から3ヶ月に一度の検査通院。

2020/06/17  6ヶ月に1度のCT検査。

      →  異常所見なし。気管支喘息があるので造影剤は未投与なので、き

       ちんと写ってくれるのか疑問。後は放射線診断医の読影力に頼る

       のみだなぁ。

2020/09/16  退院後初の大腸内視鏡検査。ポリープが2箇所見つかる。

      →  癌化はしていないが安全の為に年明けに内視鏡での切除手術に。

       このパターンが死ぬまでつづくのだろうね。一生。

2020/12/14 PET-CT検査。

      →  PET-CTでの画像に問題あり。上手く映らなかった原因は糖

        尿。

        肝機能も糖尿も抗がん剤の副作用との内分泌内科のドクターの

        説明。内服薬と食餌療法で治療するとの事。信じられない。抗

        がん剤は毒薬だね。

2021/03/10 ポリープの切徐手術

      →  慣れたとは言えやはり大腸内視鏡は苦手。検査をしているとパ

        ウチがパンパンに膨らんでくる。苦しいし検査が終わるとぐっ

        たり。手術後に出血が治らずにそのまま外科病棟に入院。

        えっ。聞いてないよ〜(泣 病棟の看護師さんから「久しぶり

        。どうしたの」と声を掛けられる。

2021/06/16 癌の切除とストーマ手術から丸2年が経過。主治医が出身大学附属

      病院に戻ると。

      → 残念だが仕方ない。主治医について病院を変わろうかとも思っ

        たりもしたが。主治医のの交代は患者にとって一からコミュ

        ニケーション関係を再構築しなければならないので精神的に辛

        い。公立病院だからかも知れないが。

2021/11/26 2年振りに「ストーマ外来」を受診。

      → 心配していたヘルニアは発生していないとの事。パウチ交換の

        際に皮膚被膜剤をスプレーしてから漏れ防止の皮膚保護リング

        を貼る様にとアドバイスを受けた。以降、今日に至るまで4ヶ

        月で漏れは1回のみ。やはり専門のWOC認定看護師だけある。

        毎年、1回はチェックで受診しないと駄目だな。

2022/03/16 またも主治医が交代

      → この先も1年単位で主治医が交代するのだろうか。病院は変えた

        くないし。悩ましい。

2022/04/12 3周年のがん告知記念日

      → 取り敢えずは再発や転移を起こさずに丸3年が過ぎた。まだまだ

        油断はできないけど ← イマココ。